ビジネス会計人クラブは、会計人を中心とした専門家のための知識習得と研鑽を目的とした任意団体です。

①中小企業再生事例発表 ②業種別M＆Aの活用法

今、日本の中小企業は、急激な円安進行に伴う仕入価格の上昇や、消費税増税の影響等により厳しい経営を迫られており、また一方では、経営者の高齢化や後継者難による廃業も年々増加の一途をたどっております。
そこで今回の定例会は、倒産寸前まで追い込まれた企業の再生事例と、後継者難や特に多い業種別M＆Aの事例紹介の二部構成で行います。第一部は、BACの会員間で自然発生的に創設された「BAC企業再生支援チーム」に持ち込まれた案件のなかで、「資金繰りができなく、このままでは倒産してしまう」という窮地に追い込まれた企業に対して、多方面の専門家がワンストップで取り組んで再生した事例を発表していただきます。第二部では、身近にある小規模かつ業種別のＭ＆Ａの事例紹介と、譲渡側Ｍ＆Ａでも関与先を継続する手法について、元金融機関出身で数多くのＭ＆Ａの現場に携わっている日本Ｍ＆Ａセンター森口 忠之氏より講演していただきます。多数のご参加をお待ち申し上げております。

講師プロフィール

佐々木 文安氏 （中小企業診断士）

1973年、東北大学経済学部卒業。同年、住友信託銀行株式会社入社。本店営業部、
東京融資部、松山支店、営業推進部、東京営業部などを経て、総務部副部長、
新潟支店長を歴任、2002年より上級主席財務コンサルタントとして主に企業オーナー
の事業承継相談を担当。
2004年、同行退職。同年、中小企業診断士として独立し、有限会社エビス総合研究所
取締役に就任。2010年さらに活動分野を広げるために、株式会社エビス経営代表
取締役に就任し現在に至る。
 

細野 孟士氏 （リスクカウンセラー）

昭和19年東京生。年商30億円、社員150人の会社を破産整理（負債11億円）させた
自身の経験を活かし、昭和63年経営コンサルタント会社と不動産会社を設立。
債務超過で混乱する経営者と家族にリスクカウンセラーとして「家族を守る経営」の
ノウハウサポートをはじめ、実践事例に基づいて、中小企業の「倒産回避」「再生と再起」
「事業継承」などの支援業務を行う。
近年事業承継と認知症の問題に注目し、カウンセリングサロン「たまゆら」を開設。
「RFCレポート」等の通信とともにトータルな支援を目指す。
 

森口 忠之氏

兵庫県立 尼崎北高等学校卒、早稲田大学　商学部卒。
三井住友銀行で12年間勤務後、（株）日本M＆Aセンターに転職。
三井住友銀行では、中小・中堅企業様の担当として、融資業務・外国為替を中心とした
法人ソリューション業務に従事。また、某上場企業の再建に尽力し、企業の存続と発展
に携わる。その後、日本企業の存続と発展に貢献したい思いが強くなり、日本を支える
中小・中堅企業を中心に、後継者問題の解決や、企業の成長戦略に貢献すべく、
（株）日本M＆Aセンターに転職し現在に至る。